"I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes(僕は耳と目を閉じ、口をつぐんだ人間になろうと考えた)"
笑い男(わらいおとこ)とは、テレビアニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』に登場する架空のハッカー(クラッカー)。
【概要】 テレビアニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』のストーリーに大きく関わってくるキャラクター。作中では、2024年に発生した企業社長誘拐、身代金要求及びその後発生した同業他社への脅迫、また2030年に発生した警視総監殺害未遂事件において同一のモチーフを使っていることから、その首謀者と世間一般には認識されている。その容姿、年齢、性別はおろか、単独犯か複数犯かすらも不明な存在である。一連の事件のうち、公の前に姿を現したのは企業社長誘拐事件にて、被害者を解放する際のみだが、素性がバレないように、テレビカメラや電脳などネットワーク上に記録された自身の顔に関する全ての情報に「笑い男マーク(The Laughing Man)」と呼ばれるキャラクターのマークを上書きし、世間を騒がせたことから、その呼び名がついている。
円形の「笑い男マーク」の縁には英語で
“I thought what I’d do was, I’d pretend I was one of those deaf-mutes(僕は耳と目を閉じ、口をつぐんだ人間になろうと考えた)” と書かれており、これはJ・D・サリンジャーの文学作品『ライ麦畑でつかまえて』からの引用である。
なお、上記の情報はWikipediaの笑い男 (攻殻機動隊)からの引用です。
最近、『ライ麦畑でつかまえて』を読み終えたばかりです。小説や文学作品はこれまであまり読んでこなかったのですが、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の登場人物の一人、トグサがこの作品を読んでいたことに興味を持ち、読むことにしました。
『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』を見始めたきっかけは、ある日目覚めるとスノーデンから返信があったことです。
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私は『攻殻機動隊 SAC_2045』に登場するシマムラタカシが開発した“N“の示す世界観を引用して、スノーデンに分断についてコメントしました。スノーデンは以前日本に住んでいた経験もあり、その経験を踏まえて返信してくれました。彼は個人的に『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の方が好きだとも書いていました。ぼくは作品に登場する笑い男や笑い男のマークについても知識があり、私の好きなアニメ『リコリス・リコイル』に登場するハッカー、ウォールナットのアイコンが笑い男をオマージュしていた。
こうして『STAND ALONE COMPLEX』を見始めましたが、攻殻機動隊は考えさせられる作品で、特に「笑い男マーク」に関連する英語のフレーズについて深く考えることがあります。トグサが『ライ麦畑でつかまえて』を読んで笑い男事件について考える場面がありますが、私も実際に『ライ麦畑でつかまえて』を読み、「僕は耳と目を閉じ、口をつぐんだ人間になろうと考えた」というフレーズについて深く考えました。
初めは『ライ麦畑でつかまえて』が退屈で苦痛でした。この作品は思春期真っただ中の主人公ホールデンが退学し、実家に帰るまでの物語です。ホールデンは同級生、先生、家族、見ず知らずの人々に対してかみつき、奇妙な言葉遣いで皮肉っぽいことを言い、問題を引き起こすキャラクターです。彼は常に不満を言っており、その一方でぼくにとっては退屈でした。実際、この作品のほとんどはホールデンの問題行動に関するものでした。私自身も、そのような展開に飽き飽きしていました。
しかし、ある時点で気付いたことがありました。ホールデンが「耳と目を閉じ、口をつぐんだ人間になろうと考えた」ということです。ホールデンは自分自身を理解しており、実際には問題を引き起こすことはしたくないと思っていました。思春期の頃、ぼくも似たような気持ちに悩まされていたことを思い出しました。
「未成熟な人間の特徴は、理想のために高貴な死を選ぼうとする点にある。それに反して成熟した人間の特徴は、理想のために卑小な生を選ぼうとする点にある」精神分析学者ウィルヘルム・シュテーケル
ぼくは次に、読書好きのタチコマが読んでいた『アルジャーノンに花束を』を読む予定です。